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2016年01月28日

8時間耐久レースなのに板ゼッケン

トンでもなかった昔の8耐の
レギュレーションの話です。

主人がスズキワークスチームのメカニックだったころ
プライベートでも、沢山のマシンを走らせて来ました。

あれは96年、主人はNK--1という
ネイキッドバイクを使った
面白いレースにマシンを出していました。
町乗りバイクでレースをするなんて
メカニックの腕の見せどころ?


チーム名は偉そうにも
『ガーフィールドヨシムラスズキ』
ヨシムラとスズキのスポンサード。









このNK--1で塩見選手と小林選手に乗ってもらい
2時間耐久レースに出たときのこと。



めでたく2位に輝いたのですが



ただ・・




このレースには変わった副賞がついていました。





なんと上位6台まではスズカ8時間耐久レースに
出られるというんです。(゜o゜)



こんなツーリングバイクに
板ゼッケンを付けて国際レースに出るなんて
間違ってないですか????いいんですか????



NK-1は遊びのレースやで?




その時すでに小林選手は 8耐で
他のチームのマシンに乗ることが決まっていたので
こうなった以上
急遽、他のライダーを探さなきゃいけません。
タイムリミットは1週間です。



でも、こんなゲテモノバイクで一週間後に
「8時間耐久レースに出て!」
なんて、普通には 頼めたもんじゃありません。



そこで、昔ヨシムラで活躍した
友人の三浦昇選手にお願いすることに。



ただし三浦選手は、レースから
かなりの期間遠ざかっていたのでライセンスすらない状況。。



主人は8耐前と言う事でワークスの方が忙しいので
いつも頼りにしている
茂木君(もっち)があわててMfJやFMJに手続きをし
さすがです。1週間でライセンスを再発行してくれました。


(もっちはロードレースを熟知した
物書きさんです。凄く親切な友達。
雑誌などで名前を見ることがあるかと思います)



一方とても忙しそうには見えない主人。



当時の8耐は参加台数が多く予選落ちが沢山出る時代です
ガーフィールドも不利なバイクでタイムがでません。



塩見選手は
「タイムがでないのはタイヤのせいだ新品がいい!」
といいました。


当時はダンロップから程度のいい
中古レースタイヤを貰っていました。
でも今回新品を装着。



でも・・・



タイムは同じでしたね(^o^)・・・・・・爆笑。




三浦選手はというと
今までノンビリしていたのに
いきなり
「200キロのスピードでバイクに乗れ」
といわれたわけです。


これは こたつでゴロゴロしていた人に
いきなり
「一週間でマラソン大会に出ろ」
と言うようなものです。


結果は予選落ち。
ガーフィールドの8耐参戦は予選落ちからの
スタートとなりました。


因みに、予選に落ちても
嘆願書を出して置くと
繰り上げで通過出きることがあるので
一応、うちのも嘆願書を出しておきました。



そうしたら、うちより予選タイムが遅い
スーパーバイクが繰り上げ
うちは落とされました。


サーキット側も板ゼッケンで8耐に出るのは

絶対おかしいと

内心思っていたハズです。


今では考えられない
おかしな そして呑気なレギュレーションでした、

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Posted by ★ガーフィールドのおっかさん★ at 10:41│Comments(2)レース
この記事へのコメント
こんばんは~わー懐かしい
元気にしていると聞きました。
コメントわざわざ有難う。
小林さんはお元気ですか?
Posted by ★ガーフィールドのおっかさん★★ガーフィールドのおっかさん★ at 2016年02月10日 18:33
お久しぶりです。
予選通過出来なくて申し訳ございませんでした。
当時は色々とお世話になりました。
また近くに行くことがあれば遊びに行きます。
Posted by 塩見です at 2016年01月31日 15:45
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